留袖について
Posted: June 2nd, 2009 | Author: admin | Filed under: 留袖とは | 1 Comment »留袖 (とめそで)とは、既婚女性が着る最も格調高い礼服のことで、これは洋服で言えばイヴニングドレスに相当します。留袖のはじまりは江戸時代にさかのぼり、当時は未婚の若い女性が着ていた振袖の長い袖を、結婚後に短く留め、身八口を縫い留めたものを留袖と呼んでいました。このようにされた着物は柄や色などに関わらず、全般的に留袖と呼ばれていたそうです。そしてその後、既婚女性のための礼服へと進化していきました。
ただし現在では既婚女性の礼服という意味合いよりも、江戸褄(えどづま)と呼ばれる、着物の裾部分にだけ柄の入った和服を留袖と呼ぶことが多いようです。江戸褄とは、江戸の芸者さんが着ていたことで流行って行った和服です。
留袖の特徴は、八掛(裾回し)が必ず無垢仕立てにされることです。無垢仕立てとは、着物の表に使われる生地と同じ生地を使って作られる製法のことで、時には表からは見えなくても、八掛にも柄を入れることがあります。
結婚式などで既婚女性が留袖を着用する場合、黒留袖と言って、黒を地色とした生地で作られたものを着用します。この留袖には両胸元・両後ろ袖・背中の計5ヵ所に家紋が入れられます。
黒留袖の他には色留袖というものもあり、これは青などの明るい色の生地で作られます。色留袖は未婚の女性の礼服として用いられることが多く、これは比較的高齢の未婚女性が振袖を着ることを嫌い、明るい色の生地で作られた留袖を着るようになったことがはじまりだそうです。このように、留袖にもいくつかの種類があるんですね。